子どもがいる夫婦が離婚をする際、必ずと言ってよいほど付きまとう問題が親権獲得の問題です。
どちらの夫婦も子どもを大事に思うのならば親権が欲しいはずです。
しかし、同時に親権を取られたくないとも思うはずです。
本サイトでは親権を取られたくない場合はどのようにすればよいのかについて解説していきます。
・子育てに積極的に参加し、子どもと密に意思疎通を取っておく
まず何より監護実績を作っておくことが重要です。
具体的行動として、子どもの食事・弁当を作る・病院へ付き添う・勉強を見てあげる・子どもと遊ぶなどのことをして、その中で子どもと密に意思疎通を取りましょう。
そうすることによって、子どもに愛情が伝わり、子どもの信頼を勝ち取り、「一緒に暮らしたい」と思われるようになります。
・援助を周囲から受けることが可能な体制を整えておく
初めに考えられるものとして、自分の親や兄弟姉妹の家に同居させてもらうことが挙げられます。
子どもが通っている保育園や幼稚園、学校を離れたくなかったり、現在の友人関係を崩したくないという事情で、今住んでる住居から離れたくない場合や、親族が遠くに住んでいる場合は、今いる住居に同居することも考えなければなりません。
子どもがまだ幼く、自分自身が正社員である理由で忙しい場合は、周囲からの支援が不可欠です。
他にも、離婚時の経済的な面から考え、親族からの援助を受けたほうが子どもにとって負担にもならず、利益になります。
・子育てや子どもとしっかり過ごした証拠を残す
ここでの証拠は、母子手帳、連絡帳、育児日記、動画や写真等があげられます。
他にも最近ではブログやSNSを利用して意識的に証拠を残すケースも多くなってきています。
・相手が親権者として相応しくないことを示す証拠を残しておく
親権者として相手が相応しくないと示すものとして、育児放棄、浪費癖、虐待等が挙げられます。
どんな事実を証明しようとするかにより、集める証拠は異なってきます。
虐待の場合は、子どもの話をきいた際に書いたメモや当時の動画や写真、録音データ、怪我した部位の病院からもらった診断書等が証拠となります。
一方で浪費癖の場合は、クレジットカードの明細書、会社からの督促状等を証拠として利用できます。
みらい法律事務所は弁護士歴20年以上の経験を活かし、質の高いリーガルサービスを提供します。
親権でお困りの際は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。